コルドバ・レザー

ツアー / 手づくりの品々

es tanta la ventaja de aderezar bien en Córdoba que ya por toda España se llaman cordobanes a cualquier cuero de cabra en cualquier parte aderezado.

AMBROSIO DE MORALES

コルドバ・レザー

コルドバン革とぐアダメシ:皮革工芸の芸術

10世紀のコルドバンさかのぼって出会うのは、カリファルのぐアダメシ(羊革に施す緻密な浮き彫り加工)。皮革の装飾と彩色加工において他に類を見ない絶妙な芸術です。この文化的遺産は、伝統を後世に残す使命を持った職人たちのたゆまぬ努力によって脈々と受け継がれてきました。このワークショップで私たちが学ぶのは、コルドバ革のカリファルの浮き彫り加工とその他の皮革工芸との違い、そしてそれらがぐアダメシという究極の皮革装飾として結実するまでにどのように芸術史に貢献してきたかという道のりです。アル=アンダルスの歴史を紐解き、ウマイヤ王朝だけがなぜこの輝かしい皮革工芸を生み出した場所だったのか、という史実も学びます。その後、度々の戦争や時の流れとともに生産規模が縮小し衰退の道をたどりましたが、この素晴らしい皮革工芸は今日コルドバで復活し、もう一度広く世界へ向けて発信しているのです。

皮革工芸のワークショップ

このワークショップでは、古来の伝統が息づく聖域へと皆さまをご案内します。そこでは、新しい作品が生まれる一方で年代物の作品の修復作業が行われています。熟練の職人が皆さまをと芸術を共有し、皮革工芸の秘密へと誘ってくれます。ここでは、まず始めに皮革の格調高い香り、手触り、色彩が織りなすコンビネーションを体感します。そしてワークショップの終わりには、古来の伝統の技が命を吹き込んだ宝箱とその道具を、思い出として持ち帰りましょう。

このワークショップのすべては、メスキータの目と鼻の先にある、パティオや円柱を備えたコルドバらしく趣きのある住居で行われます。あなたを待っているのは、昔も今もコルドバを代表する芸術を通じアル=アンダルスの一部になって感じることができる、五感の至福とユニークな喜びや満足感です。