蜂蜜と蜂

ツアー / 手づくりの品々

もし、この地球上から蜂が姿を消したならば、人間はあと4年間しか生き残ることができないだろう。

アルバート・アインシュタイン

蜂蜜と蜂

甘党トラベラーのための蜂蜜ワークショップ

蜂蜜ワークショップ。想像してみてください。蜂蜜ワークショップで始める1日を。そこでは、様々なタイプの蜂と蜂の巣の中で果たすそれぞれの役割、蜂たちの天敵、蜂蜜をどのように採取してパッケージングするかについて学ぶことができるでしょう。蜂蜜のテイスティングセッションと、蜂の巣から採取できるポーレン、プロポリス、ロイヤルゼリー、メロハなどが健康にもたらすベネフィットを学びながら、それぞれのプロダクトを味見することができます。また、ビーズワックスのリラクシング効果や、蜂たちに刺されることなく共存するための工夫を体験することができるでしょう。

人間と蜂の関係は、太古の昔から続いています。イベリア地方での養蜂の痕跡は、8000年前のアラーニャ洞窟(バレンシア)に描かれた壁画により証明されました。養蜂は、蜂たちの疲れ知らずの働きのおかげで、常に人間と蜂の(特に人間にとっての!)実りある関係だと言えます。ここに、いくつかの驚くべき統計があります。採蜜一回分の蜂蜜を作るには、蜜蜂一匹が1000〜1500輪の花を訪れる必要があります。1日に10往復を要します。1キロのポーレンを収穫するには、蜜蜂は6万回も往復しなければならないのです!

現在、気候の変動や殺虫剤の使用が、蜂たちの命を脅かし、蜂は大規模に死に直面しています。蜂蜜やその他の蜂由来産物の生産量が減ることに加え、大きな問題となっているのは、穀物や自然の植生に及ぼす受粉役となる蜂が激減することです。この問題は、多くの農家に経済的大打撃を与え、広範囲の自然環境において生物多様性を脅かす原因になります。蜂蜜ワークショップのひとつの役割は、自然界が不安定であることへの注意を呼び起こし、蜂たちを保護すると同時に彼らの受粉係としての役割を守ることへの関心を高めることなのです。この地球が生き残るチャンスを手にするとしたら、ひとりひとりの理解と関心が不可欠なのです。