牧羊

ツアー / 自然

羊たちはまるで、犬が中に入っている枕のようだ。

ミゲル・ミウラ

牧羊

ふわふわの羊たちと過ごす、朝のリラックスタイム

羊飼いと羊の群れ。ベルの音が優しく響く田舎道・・・これ以上に癒される風景を思い浮かべることができますか?このアクティビティでは、メリノ羊たちの跡をついていってみましょう。群れの数を補うために年間を通じて産まれる子羊たちにも会うことができます。5月には100%ピュアで上質なメリノウールを外国へと輸出するため、毛刈りのお手伝いをすることもできるでしょう。そして、品種の血筋をより良くするためには羊の計量がいかに大切かということも学びます。そしてもちろん、静かな牧草地で草を食む羊の群れとともに過ごすひとときは、パーフェクトなくつろぎとスイッチオフの瞬間です。

伝統的な広域牧羊では、牧草地の草の生息環境にダメージを与えすぎないように、牧羊の場所を転々と移動します。それゆえに生態系の多様性が保護され、羊の群れは健康でいられるのです。このことがどのように大切なことかについても、学んでいきましょう。家畜を伴って移動する旅は、メスタという古い伝統(昔の牧羊協会)によって形作られました。近代では、草原や街を横切って移動します。毎年、1000頭もの羊のたちが新しい牧草地を求めてモレナ山地と草原をつなぐ橋や通りを練り歩く様子を想像することができるでしょうか?

コルドバはアンダルシア地方でも群を抜いて家畜の数が多い場所です。この地方では、家畜は主要な収入源のひとつです。コルドバはアンダルシア地方でオーガニックの最先端を走る街でもあります。約10万頭の家畜のうち、7万頭は牛です。さらには最高級の羊毛と肉質のメリノ種の羊、そして唯一の黒羊であるブラックメリノ種は一時絶滅の危機にありましたが、今では熱意あるブリーダーたちのの努力によって復活に成功しつつあります。